SAX Refresh work [サックス]
昨日はT先生のS.Saxのリフレッシュ作業をいたしました。
今回のメニューは
・分解掃除
・キーコルク交換
・オイル注油
・タンポ掃除
・全体バランス調整
では順番にやっていきましょう♪
「分解掃除」
今回の作業では分解掃除のみ。
オーバーホールの時は“管体洗浄”をします。
どう違うのか?
“管体洗浄”は管の内側まで洗剤を使って洗います。
“分解掃除”はキーを外した状態でトーンホール周りと管体表面を掃除します。
管体洗浄をすると管全体に溜まったゴミ、垢など全てを除去するため本当にリフレッシュします。
しかし、リフレッシュしすぎて吹奏感、音程感などもリセットされてしまいます。
今回は、T先生の使用状況、タンポの状態から“分解掃除”をチョイス。
トーンホール周りの掃除をしたあと、タンポのベタつきを少しでも軽減させるためのコーティング作業もします。
「キーコルク交換」
当然のことながら、タンポが劣化、老朽化するのと同じように、いやそれ以上にキーについているコルクも劣化してきます。
キーバランスを調整する部分のコルクは、硬化すればキーバランスは安定しますが、吹いている時のアクションノイズが気になってきます。
キーの開きを調整する部分のコルクも、押されて、叩かれて徐々に厚みが変化してきます。
どちらのコルクも、数年に一度は替えておきたいものですね。
コルクは「天然コルク」と、人工の「ハイコテックスコルク」の二種類を使用します。
当社では「その楽器」「その楽器とプレーヤー」にあわせて使い分けて行きます。
「オイル注油」
当然のオイルもリフレッシュしていきます。
技術者ごとにいろいろやり方がありますが「ベンジンなどでキレイに油気を取り去る」という作業に疑問を抱く僕は「オイルでオイルを洗い流す」という方法をよく使います。
キーオイルの働きは「キーの動きをよくする」「キーノイズを抑える」だけではありません。
「響き」に大きな影響を与えます。
そのため多くの技術者、プレーヤーは「どこそこのオイルが…」などと言ったりしています。
たしかにそこまで追い詰めれればいいかもしれませんが、なかなか手間がかかるし出来ないです。
「オイルがいい状態にある」
これだけでも十分だとぼくは思っています。
それでは「オイルがいい状態にある」というのはどんな状態か…
“ある程度の粘度があり、汚れていない状態”
だと思っています。
オイルについては話し出すと長くなるのでまた今度詳しく書かせていただきますね。
ということで、オイル注油で「いい状態のオイル」にしました。
「タンポ掃除」
今回はタンポ交換なしの作業。
ですが、劣化、老朽化が進んでいるため少しお掃除。
ビフォー
アフター
あとは「全体バランス調整」をしながら組み上げ完成!
最終T先生に試奏してもらいながら微調整をします。
皆さんの楽器も“リフレッシュ”どうですか?
って、「オイル」のことが気になっちゃいますよね?σ(^_^;)
また次回!
今回のメニューは
・分解掃除
・キーコルク交換
・オイル注油
・タンポ掃除
・全体バランス調整
では順番にやっていきましょう♪
「分解掃除」
今回の作業では分解掃除のみ。
オーバーホールの時は“管体洗浄”をします。
どう違うのか?
“管体洗浄”は管の内側まで洗剤を使って洗います。
“分解掃除”はキーを外した状態でトーンホール周りと管体表面を掃除します。
管体洗浄をすると管全体に溜まったゴミ、垢など全てを除去するため本当にリフレッシュします。
しかし、リフレッシュしすぎて吹奏感、音程感などもリセットされてしまいます。
今回は、T先生の使用状況、タンポの状態から“分解掃除”をチョイス。
トーンホール周りの掃除をしたあと、タンポのベタつきを少しでも軽減させるためのコーティング作業もします。
「キーコルク交換」
当然のことながら、タンポが劣化、老朽化するのと同じように、いやそれ以上にキーについているコルクも劣化してきます。
キーバランスを調整する部分のコルクは、硬化すればキーバランスは安定しますが、吹いている時のアクションノイズが気になってきます。
キーの開きを調整する部分のコルクも、押されて、叩かれて徐々に厚みが変化してきます。
どちらのコルクも、数年に一度は替えておきたいものですね。
コルクは「天然コルク」と、人工の「ハイコテックスコルク」の二種類を使用します。
当社では「その楽器」「その楽器とプレーヤー」にあわせて使い分けて行きます。
「オイル注油」
当然のオイルもリフレッシュしていきます。
技術者ごとにいろいろやり方がありますが「ベンジンなどでキレイに油気を取り去る」という作業に疑問を抱く僕は「オイルでオイルを洗い流す」という方法をよく使います。
キーオイルの働きは「キーの動きをよくする」「キーノイズを抑える」だけではありません。
「響き」に大きな影響を与えます。
そのため多くの技術者、プレーヤーは「どこそこのオイルが…」などと言ったりしています。
たしかにそこまで追い詰めれればいいかもしれませんが、なかなか手間がかかるし出来ないです。
「オイルがいい状態にある」
これだけでも十分だとぼくは思っています。
それでは「オイルがいい状態にある」というのはどんな状態か…
“ある程度の粘度があり、汚れていない状態”
だと思っています。
オイルについては話し出すと長くなるのでまた今度詳しく書かせていただきますね。
ということで、オイル注油で「いい状態のオイル」にしました。
「タンポ掃除」
今回はタンポ交換なしの作業。
ですが、劣化、老朽化が進んでいるため少しお掃除。
ビフォー
アフター
あとは「全体バランス調整」をしながら組み上げ完成!
最終T先生に試奏してもらいながら微調整をします。
皆さんの楽器も“リフレッシュ”どうですか?
って、「オイル」のことが気になっちゃいますよね?σ(^_^;)
また次回!
2012-08-16 10:27
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